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「ふるさとは語ることなし」前編
坂口綱男

1953年 8月 群馬県桐生市に作家坂口安吾の長男として生まれる 父親が「無頼派」等という大仰なレッテルを貼られた小説家だったため、道を誤り写真家になってしまう。しかし、写真も面白いけどそれだけじゃね。と、言うことでパートタイムのエッセイストやその他の業務もこなすようになった。面白いことが飯の種であることが歓びであるが、苦労も絶えない.....

「ふるさとは語ることなし」、とは新潟市の寄居浜にある父の石碑に刻まれた碑文の言葉である。父は思春期に新潟の実家に背を向け文学の道に進んだ事もあり、この碑文をふるさとに対しての否定であると言う向きもあるが、その言葉を残したのが安吾だからと言ってそうヒネクレる必要もないと思う。

 もっともどちらとも取れる表現で、このような言葉を新潟に残したのは父らしいと言えば父らしい。………

 この碑が建てられたのは、私が五歳位の出来事だった。何があるのかも知らぬまま、大勢の人がいる賑々しい場所に引き出され、このひもを引けと言われひもを引くと、真っ白い光沢のある布がスルスルと滑り落ち目の前に巨大な石が姿をあらわした。
 



 五歳の子供
にはこの行事はかなり
衝撃的な出来事だったらしく、
巨大な石の姿はいまだに脳裏に焼き付いている。

 以来、新潟に訪れるたびこの碑に詣でるようになり、いつしかこの巨大な石に父の姿を重ね合わせて見るようになっていた。


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