坂口安吾デジタルミュージアム

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新潟でのイベント

第6回 旅 飛騨・高山

2020年8月8日(土)〜11月29日(日)

 1951 年 7 月中旬、安吾は「安吾の新日本地理」(『文藝春秋』)の取材のため、飛騨・高山を訪れます。
 飛騨地方は万葉集、日本書紀にその地名が記され、人々に古くから知られているのに、重要な記事がないことに安吾は疑問を感じていました。
 日本書紀によれば、飛騨に異形な「両面宿儺(りょうめんすくな)」というものがいて、天皇の命に従わず人々を苦しめて楽しんでいたので、仁徳天皇は難波根子武振熊(なにわのねこたけふるくま)を派遣して退治したといいます。しかし飛騨地方において、宿儺は武力に優れ、龍や悪鬼を退治して寺の縁起に関わる英雄であり、人々に尊崇されているのです。
 取材では飛騨の匠が作ったという仏や両面宿儺に関わる場所を訪れて、古代史における飛騨地方の姿を推測しています。安吾の書込みのある地形図や飛騨関係史料、書籍、自筆未定稿原稿「飛騨・高山の抹殺」「飛騨の顔」などを展示し、安吾の思い描く古代飛騨国を紹介します。

◇おもな展示類

  • ・坂口安吾自筆原稿 未定稿「飛騨・高山の抹殺/飛騨の顔」第一稿
  • ・坂口安吾自筆原稿 未定稿「飛騨・高山の抹殺」第二稿
  • ・取材メモ 手帳
  • ・取材資料 長野、高山 20万分の1地形図、高山市市勢要覧 ほか
  • ・『文藝春秋』第29巻第12号

     「安吾の新日本地理−中部の巻  飛騨・高山の抹殺」
      新潟市立中央図書館所蔵

  • ・『別冊文藝春秋』 第23号 「飛騨の顔 新潟市立中央図書館所蔵
  • ・『新潮』第49巻第6号「夜長姫と耳男」 新潟市立中央図書館所蔵
  • ・坂口安吾 著 夜長姫と耳男 1953年

     大日本雄弁会講談〔坂口安吾蔵書〕

  • ・飛騨風物記 上島善逸 著 1929年 飛騨毎日新聞
  • ・飛騨を語る 瀧田賀男 著 1940年 水明館
  • ・飛騨史料大綱 上巻 岡村利平 著 1907年 飛騨史料編纂事務所
  • ・ひだびと 昭和10年2/1〜昭和19年4/1 飛騨考古土俗学会編

    ほか

和室展示

  • 坂口綱男撮影 なりわい to くらし

会場

旧市長公舎 安吾風の館

〒951-8104 新潟市中央区西大畑町5927番地9

TEL & FAX 025-222-3062

次回展覧会のご案内

  • 安吾って ! ? Part3― あなたの好きな安吾 ―