はじめて安吾にふれる人に向けて、安吾を紹介する展覧会で、昨年より冬季に開催しています。
今年はそのPart2として、安吾最期の旅でも着ていたオーバーコートや愛用のステッキ、机に置かれていた文房具や、専用の原稿用紙に書かれた自筆原稿などを展示します。
本名炳五とペンネーム安吾の由来、小学生の頃や家族との写真、安吾の日常を綴った兄や友人のことばなども紹介します。
また、安吾全作品リストを掲示し、お好きな安吾作品へ投票、アンケートも行います。投票結果は、2020年度(安吾没後65年)「安吾って!? Part 3」にて紹介いたしますので、ぜひご参加ください。
期間
令和元年12月7日(土)から令和2年3月22日
午前10時から午後4時まで
会場
旧市長公舎 安吾 風の館(新潟市中央区西大畑町5927番地9)
観覧料
無料
おもな展示作品
- 坂口安吾 遺愛の品
専用原稿用紙 万年筆 卓上ライター ほか
オーバーコート、手袋、旅行鞄、ステッキ - 自筆原稿 「”歌笑”文化」1950年、「街はふるさと」1950年 ほか
- 蔵書 阪口五峰『北越詩話』上・下、坂口献吉編『五峰餘影』
- 坂口安吾の著作
『堕落論』 銀座出版社 1947年
『白痴』 中央公論社 1947年
『風の光と二十歳の私と』 日本書林 1948年
『不連続殺人事件』 岩谷書店 1949年
『安吾巷談』 文藝春秋新社 1950年 ほか
講談社文芸文庫 『日本文化私観』『白痴/青鬼の褌を洗ふ女』ほか
春陽堂歴史小説コレクション 『狂人遺書』『信長』ほか - 写真
豊山中学の卒業アルバムから、文壇野球チーム、桐生の自宅にて ほか - 坂口家の系譜、大安寺周辺地図 等 75点を展示