最新情報

安吾 風の館

2020.04.04

【アーカイブ】安吾と歴史 日本古代史に挑む(2020年4月4日~2020年7月26日)

 戦後歴史学は、それまでの天皇家の歴史を中心とした皇国史観から、実証学的に日本史を検証しようとする方向へ転換しました。
 安吾は、犯人や事件の真相に迫るタンテイや、推理小説の手法を歴史に用い、「歴史タンテイ」という言葉で日本古代史をひもとこうと試みます。安吾の説は今日の定説と必ずしも一致するわけではありませんが、資料を客観的に検証し、事実を探り当てようとする姿勢は、先進的で合理的な考え方といえます。安吾の歴史関係の広範な蔵書類や、史料をもとに作成したメモ類、取材に訪れた際集めた資料などを紹介し、安吾の試みをご覧いただきたいと思います。

期間

令和2年4月4日(土)から令和2年7月26日(日)まで
午前10時から午後4時

会場

旧市長公舎 安吾 風の館(新潟市中央区西大畑町5927番地9)
休館日:毎週月曜日・火曜日

観覧料

無料

おもな展示作品

  • 坂口安吾作成「上宮聖徳法王帝説」メモ
  • 坂口安吾作成 天皇家及び古代有力豪族の系図(蘇我氏、物部氏等)
  • 坂口安吾「安吾新日本風土記-宮崎県の巻」未定稿
  • 古代史書籍関係の購入リスト(メモ)
  • 『文藝春秋』第29巻第4号 新潟市立中央図書館所蔵 「安吾の新日本地理-安吾・伊勢神宮にゆく」
  • 『中央公論』第2号第797号 新潟市立中央図書館所蔵 「安吾新日本風土記-高千穂に冬雨降れり」
  • 切抜き『文藝春秋』第20巻第8号 「安吾の新日本地理-飛鳥の幻」
  • 取材時収集の資料、地図等

    〔坂口安吾蔵書〕
  • 上宮聖徳法王帝説 花山信勝・家永三郎校注 昭和16年 岩波書店
  • 風土記抄 肥後和男著 昭和18年 弘文堂書房
  • 日本書紀新講 飯田季治著 昭和18、19年 明文社 ほか

展示のようす

【和室展示】坂口綱男撮影「みち - strata ストラータ -」
最新情報一覧に戻る
Secured By miniOrange