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安吾 風の館

2019.04.06

【アーカイブ】自筆原稿から読みとく(2019年4月6日~2019年7月21日)

 作家は一つの作品を仕上げるにあたって、まず構想を練り、筋を組み立て書き始めますが、その途中であっても練り直しや修正を行うこともあります。書き上げた原稿を何度も推敲し、時に初めから書き直したりもします。
 活字になり発表された原稿を「定稿」といいますが、それまでには反故にされた、いわば発表されない「未定稿」が数多く存在します。
 このたびは「火 第一章」(1950 年)と、1952 年から翌年にかけて新聞『新大阪』に連載されて好評を博した「信長」の原稿を紹介します。それぞれの作品ではまずノートを作成し、それをもとに執筆しています。
 展覧会では、ノート、未定稿と、発表された定稿を比較対照させて、作家の思索や制作の過程をご覧頂きます。また自筆原稿をみるおもしろさも感得していただだければと思います。

期間

平成31年4月6日(土)から令和元年7月21日(日)
午前10時から午後4時まで

会場

旧市長公舎 安吾 風の館(新潟市中央区西大畑町5927番地9)

観覧料

無料

おもな展示作品

  • 坂口安吾 「火」制作ノート 19 冊
  • 坂口安吾 「火」修正原稿 等
  • 坂口安吾 「信長」年譜ノート 1 冊
  • 坂口安吾 「信長」構想メモ
  • 坂口安吾 「信長」未定稿
  • 『新潮』 第46 巻 第3 号、5 号、6 号、7 号 1949 年 新潟市立中央図書館 所蔵
  • 『群像』 第4 巻 第11 号、12 号 1949 年 第5 巻 第1 号 1950 年 新潟市立中央図書館 所蔵
  • 坂口安吾 『火 第一章』 1950 年 大日本雄弁会講談社  
  • 坂口安吾 『信長』 1953 年 筑摩書房    ほか

展示のようす

【和室展示】坂口安吾 自筆原稿(複製)
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