1951年「安吾の新日本地理-武蔵野の巻-」でとりあげた高麗神社とその祭を紹介する展覧会です。一時檀一雄宅に身を寄せていた安吾は、石神井から近いということで高麗神社(現:埼玉県日高市)へ出かけます。かつて高麗郡といわれた地で、続日本紀の記述に、716(霊亀2)年「駿河、甲斐、相模、上総、下総、常陸、下野7国の高麗人1799人を武蔵国に移して高麗郡を置いた」とあり、高句麗人ゆかりの場所です。
祭礼に奉納される獅子舞の笛を耳にした安吾は「ハラワタにしみるような悲しさ切なさ」を感じ、すぐに引きこまれてしまいます。そしてはるか昔の日本と渡来人の交流から、日本古代史に迫ります。
期間
平成28年7月30日(土)から平成28年11月23日(水・祝日)
午前9時から午後5時まで
会場
旧市長公舎「安吾 風の館」(新潟市中央区西大畑町5927番地9)
主な展示作品
■ 坂口安吾作成 古代有力氏族の系図
■ 初出誌 『文藝春秋』第29巻第16号 1951年 新潟市立中央図書館所蔵
■ 資料
『高麗神社小記』、『高麗神社の簓獅子舞行列次第、歌詞及び笛』、
『高麗郷由来』、『飯能郷土の誌』 ほか
■ 坂口安吾蔵書
『日本書紀新講』上・中・下 1943年、『高句麗遺蹟』 1936年、
『満鮮地理歴史研究報告』1~4 1915年、『朝鮮古代研究』1943年 ほか
■ 写真(高麗神社提供)
坂口安吾 旧高麗駅 将軍標にて
芳名帳(坂口安吾署名部分、太宰治署名部分)
獅子頭 ほか